仕事が終わった後に自宅で嗜む晩酌は至極のひと時ではないでしょうか？好きなお酒とおつまみを並べて、テレビを見ながら楽しむのもよし、家族とおしゃべりしながら楽しむのもよしと、周りに気を使うことなくリラックスして飲めるのが、晩酌の醍醐味ではないでしょうか？その他にも晩酌にはメリットがたくさんありますが、その多くはあまり気付かれていないようです。

 

そこで今回は晩酌することでどのようなメリットがあるのかについて、具体的に解説していきます。

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そもそも晩酌とは？

「晩酌とは何か」と改めて問われた場合、なんとなくわかってはいるものの、いざ説明するとなるとイマイチ言葉に詰まってしまうのではないでしょうか？まずは晩酌の定義について解説していきましょう。

 

晩酌とは夕方や晩の時間帯において、夕食と共にお酒を嗜む習慣のことをいいます。この時に飲むお酒の種類や飲む量などは特に決まっておらず、全てはその時の気分次第となります。また、最近では人によって活動時間がまちまちなため、早朝や昼間、深夜など、晩酌がいろいろな時間で行われるようになっているのも事実です。

晩酌のメリットとは

晩酌することで得られるメリットについて

 

• 血行が良くなる
• ストレスが解消される
• 食欲が増進する

 

こういったものが挙げられます。どういうことなのか、具体的に解説していきます。

血行が良くなる

晩酌によって体内にアルコールを摂取することで、血流の改善が期待できます。もちろん飲み過ぎは体に良くありませんが、適度なアルコール摂取は血流障害を改善し、虚血性心疾患や脳梗塞などの発症を防ぐとも言われています。

ストレスが解消される

晩酌をすることで仕事や人間関係などからくるストレスを軽減することが期待できます。アルコールの適量摂取は別名「幸せホルモン」とも呼ばれるドーパミンや、不安低減効果や精神安定効果が高いセロトニンなどの分泌を促進する働きがあるといわれています。また、ビールに含まれるホップの香りやウイスキーやワインなどの豊潤な香りにはアロマ効果があると考えられているのも事実です。

食欲が増進する

晩酌をすることでアルコールの血中濃度が上がり、胃液の分泌を促すため、食欲が増します。胃腸に不調をきたすことなく晩酌を楽しむ場合は、胃の中におけるアルコールの吸収ペースを緩やかにするとされる、タンパク質や脂質を多く含む食べ物を一緒に摂取するとよいそうです。但し、飲み過ぎや食べ過ぎは肥満のもととなるので、適量を意識しましょう。

デメリットはある？

晩酌することにはメリットが多いですが、一方でデメリットもあります。主なものとしては

 

• 肥満や糖尿病などの成人病を発症するリスク
• アルコール依存症を発症するリスク

 

こういったことが挙げられます。アルコールを摂取すると体内がアルコールの代謝を優先するため、一緒に摂取した糖質や脂質はそのまま細胞に取り込まれ、脂肪になる可能性があります。また、晩酌の場合、リラックスしているからか、必要以上に飲み過ぎてしまうことが多く、習慣化するとアルコールへの依存度が高くなるといったリスクを伴うことがあります。

晩酌する際の注意点

自宅でリラックスしながら行う晩酌は、その開放感からか、必要以上に食べたり飲んだりしがちなので、適量摂取を常に意識し、時にはお酒を飲まない日を設定するなどして、体調管理を行いましょう。また、晩酌の際に食べる食事は塩分や脂質、糖質などが高いものになりがちなので、ビタミンやカリウム、食物繊維などを多く含む野菜や海藻類、豆類などをバランスよく取り入れてください。

まとめ

晩酌はあまり暴飲暴食が過ぎると体調を崩す原因にもなりますが、血行促進や食欲増進、ストレスの緩和など、多くのメリットがあるのも事実です。最近では適量のアルコール摂取が虚血性心疾患や脳梗塞などの発症を防ぐともいわれており、むしろ健康を維持するための良き習慣として広まりつつあります。バランスの取れた夕食と共に、素敵な晩酌を家族とともに楽しんでください。