休日の前などは自宅で晩酌し、気分が良くなってくると、ついつい飲み過ぎてしまいがちです。普段から頑張っている自分へのご褒美ですから、多少は仕方がないものの、それが習慣化してしまうと肥満やアルコール依存症などを発症してしまうことにもなりかねません。家で飲み過ぎないようにするためには、どのような点に注意したらよいのでしょうか？

 

今回は日々の晩酌を飲み過ぎないようにする方法について、出来るだけ具体的に解説していきます。最近お酒の飲み過ぎが気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

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「家飲み」の裏に潜むアルコールの過剰摂取

最近は家で晩酌をする方が非常に増えていますが、その中で危惧されるのがアルコールの過剰摂取。なぜ飲み過ぎてしまうのか、その原因として

 

• 周りの目を気にせず、自分の好きなペースで飲める
• 飲み過ぎてもすぐに就寝できる環境下にある
• 外のみの時のように電車の終電時間などを気にする必要がない
• ストレスがほとんど無く、つい楽しくなって飲み過ぎてしまう
• 外飲みより安く済むので、お金の心配なくどんどん飲める

 

他にもまだありますが、主なものとしては上記のようなことが挙げられます。家での晩酌はお酒が進んでしまう要素が外で飲むよりも多いので、摂取量のコントロールをよりシビアに行う必要があります。これを怠ると、アルコールの過剰摂取が習慣化し、アルコール依存症を発症する危険性があります。

飲み過ぎは肥満のリスクもあり

過剰摂取による疾患としてアルコール依存症ばかりが取り上げられがちなお酒ですが、実は飲み過ぎると肥満になってしまう危険性もあります。アルコールを体内に摂取すると体内がアルコール優先で代謝を行うようになってしまい、糖質や脂質などは滞留しがちになります。代謝しきれなかったこれらはやがて脂肪となり、この状態が習慣化することで肥満が進んでしまうことになるわけです。

アルコールにおける1日の適量とは

大人一日当たりの適切なアルコール摂取量は約20gであるといわれています。これをお酒に換算すると

 

• ビール：中瓶1本
• 日本酒：1合
• 焼酎：0.6合
• ワイン：約180ml
• ウイスキー：約60ml

 

上記のようになります。この結果を見てみると、1日に飲めるお酒の量が少ないことに気付きます。送迎会や忘年会など、外で飲む場合においてこの摂取量を守るのは、恐らくほとんどの方が難しいでしょう。この場合は外での飲み会が1日入ったら、あとの2日はお酒を止めておくなど、1日単位ではなく1週間単位で計算しながらコントロールしていくと、無理なく適量摂取を維持できます。

工夫してみよう！晩酌時の飲みすぎを防ぐ方法

飲み過ぎが心配される晩酌ですが、摂取量をコントロールする方法はいくつかあります。どのようなことを行えばよいのか、具体的に解説していきます。

その日に飲む分しか買わない

飲み過ぎないようにするためには、まずお酒のケース買いを止め、その日に飲む分だけを購入するように心がけましょう。晩酌が進み、気分が良くなると決心が揺らいでしまい、ついつい手が伸びてしまいがちですが、その際自宅にお酒のストックがなければ諦めるしかありません。

 

もちろん外に買いに行けばよいことなのですが、一度自宅で落ち着くと外に出るのが面倒になるので、諦めてしまう可能性のほうが高いです。

ゆっくり味わって飲む習慣を身に付ける

ゆっくり味わいながら飲む習慣をつけることも、飲み過ぎを防止する方法の1つです。お酒を飲む際に「がぶ飲み」や「早飲み」の習慣があると、加速度的に飲む量が増え、体に悪影響を及ぼす可能性があります。最近ではインターネットにおいて、ワインのソムリエや日本酒の利き酒師がゆっくり楽しみながら飲む方法についていろいろと紹介しているので、参考にしてみるとよいでしょう。

 

香りやのどごし、口に含んだ時の味わいの違いを感じるといった、お酒本来のゆったりとした楽しみ方を身に付けてみてください。

まとめ

家での晩酌はその楽しさのあまり、ついつい飲み過ぎになってしまいがち。あまり飲み過ぎが習慣化してしまうとアルコール依存症や肥満症などを患ってしまう恐れがあるので、充分に注意してください。こういったことを防止するためにも

 

• お酒の買い置きはせず、その日の分だけを買う
• ゆっくり楽しむ習慣をつける

 

など、自分なりに工夫をしながら飲む量をコントロールしていきましょう。