牛タンはどのように広まった?普及の理由や歴史を解説
焼肉店に行ったときなど、今や欠かせない定番メニューの牛タンですが、いつ頃から人気になったのでしょうか。この記事では、牛タンの歴史や牛タンが日本で人気になった理由をご紹介します。世界での牛タンの食べ方もご紹介するので、興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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目次
日本における牛タンの歴史
日本で牛タンが食べられるようになったのは、1948年頃のことであり、仙台にある焼き鳥屋さんがきっかけだと言われています。焼き鳥屋「太助」の店主である佐野啓四郎さんが、他の店とかぶらない人気メニューを作ろうと考えていたところ、在留米軍が残していた牛の舌と尾の部分に目をつけ、焼き牛タンとテールスープを組み合わせた、牛タン定食を提供するようになりました。
それに加えて当時の主食であった麦飯と、生野菜代わりの浅漬け、店主である佐野さんの郷土料理である味噌南蛮などを添えていたようです。70年以上が経っていますが、今でも似たような献立の構成を見かけるのは、牛タンが広く食べられるようになったルーツへの、リスペクトを感じることができますね。
しかし、牛タン定食が広まる以前にも、牛タンを使った洋食メニューがひっそりと生まれていたそうです。裕福層である進駐軍をターゲットにしていた佐野さんがメニュー考案のヒントを得るために、洋食屋のフランス人シェフが開発したタンシチューを食べた際、おいしさに感激して真似しようと考えました。
しかしタンシチューは何日も煮込む必要があるため、焼き料理を中心にしている焼き鳥店には不向きです。そこで応用として、焼き牛タンが考案されたと言われています。
牛タンが人気になった理由
日本で牛タンが初めて食べられてからしばらくの間は、一般的な食べ物というよりも、どちらかというと珍味としての位置づけでした。仙台に単身赴任や出張をしているサラリーマンが、夜の街やランチで食べることで気に入り、東京に帰ってから噂を広めたことで、徐々に人気が広がっていきました。
ヘルシーな食材としてメディアで取り上げられたり、仙台の観光客にも広まったりすることで、外食のメニューとしても不動の地位を確立していったと言われています。
世界の牛タンの食べ方をご紹介
牛タンは、日本だけではなく世界中の国でも広く食べられていますが、その食べ方やルーツ、位置付けなどは多少異なるようです。ここでは、メキシコ、北米、ヨーロッパにおける、牛タンの食べ方をご紹介します。
メキシコ
メキシコ料理を代表する、タコスやブリトーの具材にも牛タンは使用されていることが多いです。牛タンをじっくりと煮込んで、柔らかく調理し、ピリッとスパイシーに味付けしたものをトッピングします。日本のように薄切りにした牛タンをさっと焼いて食べるようなことはせず、じっくりと煮込んだり蒸したりして、繊維をほぐしてから食べるのが一般的なようです。
北米
北米では、食肉文化が発達しているため、牛タンは古くから愛されている食材です。牛タンをローストしてオープンサンドのメイン具材にしたり、分厚く切ってダイナミックなステーキとして食べたりすることも多いようです。
ヨーロッパ
日本の洋食屋さんでも大人気のメニューであるタンシチューは、実はヨーロッパが発祥です。中世ヨーロッパの調理法は、煮込むことがメインだったこともあり、牛タンをじっくりと煮込んだタンシチューが完成しました。フランスではピリッと辛いピカントソース煮込み、ルーマニアでは牛タンを様々な香味野菜と一緒に煮込んだパプリカシチュー、ドイツ特有の味付けがなされたタンシチューなどが有名です。
まとめ
いかがでしたか。牛タンの歴史や、日本で人気になった理由をご紹介しました。ルーツを知っておくことで、より一層牛タンを美味しく食べることができそうですね。ぜひ今後誰かと牛タンを食べる際には、今回学んだ知識をお話ししてみてくださいね。
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